くらしのたねまき シンポジウムvol.3

SDGs懇談会
「目標11:持続可能なまちと地域社会」
@西部新拠点地区

2018.12.15.sat
14:00~
懇談会 at ジョンブルプライベートラボ
無料/要予約/定員80名
18:00~
懇親会 at くらしのたね
会費制・4000yen/要予約/定員40名
懇親会(18時〜)は会食となります。美味しい料理とお酒を用意しております。
[FOOD] 大自然めぐみ料理 MOJIRO
[DRINK] 吉備土手下麦酒醸造所/キノシタショウテン

里まち暮らし 水と緑のネットワーク

岡山市は現在、「岡山市緑の基本計画」の中においてJR北長瀬駅を中心とした370haの西部新拠点地区を「緑化推進重点地区」と位置づけ、中核となる公園の整備や資産としての笹ケ瀬川や用水路の活用、土地区画整理事業候補地を含む地域の農地活用等、環境に配慮した良質なまちづくりを目指しています。足元に広がる地の利の一つ一つを専門家と一緒に掘り起こしてみたいと思います。

今わたしたちにできること

岡山市(行政)は「水と緑が魅せる心豊かな庭園都市」という都市理念のもと、岡山中心市街地から西へ4kmに位置する北長瀬エリアを対象に、新しく生まれ変わる操車場跡地公園を中核とする健康・医療・福祉のまちに向けた再開発を進めています(西部新拠点構想)。

そして「この動きには地区レベルでの市民主体のコミュニティ型まちづくりが必要不可欠である」というスタンスをとっています。

時代を遡ると、この新世紀の都市計画以前、私たち人間は干拓によって築いた湿地に稲や藺草を植え、水路を張り巡らし、焼杉や漆喰の軒並みと共に今日の岡山の田園風景を育んできました。

脈々と紡がれる地域の環境、文化、風土を尊重しながら、私たちの未来の暮らしにふさわしい住み続けられる地域社会へと変容していくために今、わたしたちができることは何でしょうか?

顕在化する多様な生活課題の解決を目指す中、大きなシステムに依存しない、小さくてもしなやかで強いコミュニティを築くことがこれからの未来の暮らしには必要だと考えます。

それは多世代が利益を享受し強みを分かち合い、弱みを補い合うことを可能にします。

そのような思いを馳せながら、西部新拠点をモデルケースとしてこれからの住環境整備、災害対策、廃棄物循環、福祉サービス等の実践に向けた対話の場を創出したいと考えています。

まずは、①課題分析や地域調査、②先進事例の研究や視察等を行いながら、住民による対話の場を通じて将来の核となるビジョンの策定を目指します。

本企画を準備中の平成30年7月、平成最悪と呼ばれる豪雨災害が西日本を襲い、たくさんの命が失われました。

今日も被災地では日常を取り戻す作業が進んでいます。

私たちの暮らしは私たちの生きる活動そのもの。

この活動が命を守る備えに繋がることを、そしてしなやかで強いコミュニティを育て、助ける側に回れることを願って。

SDGsとは?

‒ くらしのたねまきは SDGs 懇談会です‒

持続可能な開発目標(SDGs)とは、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標です。 持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の誰一人として取り残さないことを誓っています。 SDGsは発展途上国のみならず、先進国自身が取り組むユニバーサルなものであり、日本としても積極的に取り組んでいます。

PROGRAMS

「世界で進むグリーンインフラ」
加藤 禎久
「暮らしの仕組みとパーマカルチャー」
四井 真治
【聞き手】枝廣 淳子
環境ジャーナリスト

PROFILES

加藤禎久
Sadahisa Kato

1973年、愛知県生まれ。

高校卒業後、アメリカの大学に正規留学し、ミシガン大学で自然資源管理学・生態学(学士)、ランドスケープ・アーキテクチャー(専門職修士)を修める。

博士課程では、グリーンウェイ研究の第一人者のJack Ahem(マサチューセッツ大学教授)に師事。

IPCCチャプターサイエンティスト、国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)、茨城大学を経て現職。

専門は、都市園、流域を対象に、社会・生態システムとしてとらえ、レジリエンス思考を取り入れたエコロジカル・プランニング。

四井真治
Shinji Yotsui

信州大学農学部森林科学科にて農学研究科修士課程修了後、緑化会社にて営業・研究職に従事。

その後長野での農業経営、有機肥料会社勤務を経て2001年に独立。

土壌管理コンサルタント、パーマカルチャーデザインを主業務としたソイルデザインを立ち上げ、愛知万博のガーデンのデザインや、長崎県五島列島の限界集落再生プロジェクト等に携わる。

2007年に山梨県北杜市へ移住。八ヶ岳南麓の雑木林にあった一軒家を開墾・増改築し、人が暮らすことでその場の自然環境・生態系がより豊かになる暮らしを自ら実践。

日本文化の継承を取り入れた暮らしの仕組みを提案するパーマカルチャーデザイナーとして、国内外で活動。

枝廣淳子
Junko Edahiro

東京大学大学院教育心理学専攻修士課程修了。

『不都合な真実』(アル・ゴア氏著)の翻訳をはじめ、環境・エネルギー問題に関する講演、執筆等の活動を通じて、地球環境の現状や国内外の動きを発信。

持続可能な未来に向けて新しい経済や社会のあり方、幸福度、レジリエンス(しなやかな強さ)を高めるための考え方や事例を研究。

システム思考やシナリオプランニングを生かした合意形成に向けての場づくり・ファシリテーターを、企業や自治体で数多く務める。

教育機関で次世代の育成に力を注ぐとともに、島根県隠岐諸島の海土町や北海道の下川町等、意志ある未来を描く地方創生と地元経済を創りなおすプロジェクトにアドバイザーとしてかかわっている。

ACCESS

ジョンブル プライベート ラボ

岡山県岡山市北区問屋町25-101

086-805-1225

くらしのたね

岡山市北区辰巳14-101

086-246-1188

※ 駐車場に限りがありますのでできるだけ乗り合わせでのご来場をお願いします。