【パーマカルチャーについて】

●四井さん/みなさんこんにちは。加藤先生の話はグリーンインフラということで、今日のテーマは「里まち暮らし・水と緑のネットワーク」ということだったんですが、さっきの先生からの話がグリーンインフラとすれば、僕の暮らしはグリーンライフというふうに思います。

先生の話は大きな社会インフラとしての話だったんですけど、今から僕がお話しするのは、暮らし。一人あるいは一世帯、コミュニティとしての暮らしというものを理解してもらえるような、持続可能な暮らしっていうものを考えられたらと思います。

僕が普段どういう暮らしや仕事をしているかというと、パーマカルチャーデザインといって、持続可能な「自然の仕組みを応用した暮らし」をデザインしています。大学の頃からパーマカルチャーのことはいろいろと実践しながら研究してきていて、今の山梨の家は12年住んでいます。

その前は長野県に6年間住んでいました。ほんとに山深いところで、そこでいろいろな実践を積み重ねながら今の暮らしがあります。もともと僕は緑化工学を専攻していて、山寺喜成(よしなり)先生という日本の緑化の大家の先生にくっついて、砂漠の緑化とか街中の緑化などを手がけてきたんですけど、ひょんなことから会社を辞めて独立することになりました。

最初は有機農業のコンサルティングをやってたんですけど、自然の仕組みにならった土の作り方というのが、なかなか一般農家さんでは実現不可能だったので、だんだんそこは廃れてしまっていって、暮らしというものに目が行き、パーマカルチャーというものにたどり着きました。

【持続可能な農業】

学生の頃からパーマカルチャーは知っていたんですけど、パーマカルチャーって何かっていうと、1970年代、環境が悪化しているということが囁かれていて、いろんな人たちが疑問を持って活動し始めたという時代がありました。

その時に「持続可能な農業」というものを、オーストラリアのデビッド・ホルムグレンとビル・モリソンが考えました。パーマカルチャーというのは、パーマネント・アグリカルチャーという造語でパーマカルチャーと言います。

ですが、持続型農業を考えていくうちにだんだん農業だけでなくて暮らしというものにイメージが発展していって、「持続可能な文化」というものに広がっていったんだと思います。だから今では持続可能な農業とか、持続可能な暮らし、持続可能な文化などいろんな意味を持っていると言われています。

そんな中、僕はこのパーマカルチャーの本を訳した小祝慶子さんという方に、たまたま僕が勤めた会社の社長の奥さんということでつながり、そこから神奈川にあるパーマカルチャーセンタージャパンにつながり、そこでかれこれ14年、パーマカルチャーについて教鞭をとっています。

その中の生徒さんとして、青江整一くんもそうだし、今日来てくださってる塚本サイコさんとか、いろんな方がいるんですけど、今ではそこの卒業生は2000人近くいて、いろんなところで活躍しています。結果として僕もいろんなデザインを手がけています。

【循環する仕組みをデザインする】

僕がもともと、なんでパーマカルチャーデザインを始めたかというと、実際に仕事として手がけたのは愛知万博なんです。2005年の愛知万博、これは環境博ということなんですけど、ちょうど枝廣淳子さんも活躍された「不都合な真実」が世の中に発信された時でもあります。

この前まで、1990年代っていうのは、僕も学生時代から環境活動をしていたんですが、環境活動をやってると言うと今のシーシェパードみたいな感じで見られていて、当時のグリーンピースもわりと過激なことをやっていて、変人扱いされてたんです。

でもこの2005年あたりから、地球温暖化とか、いろんな環境問題が明らかになってくる中で、みなさん環境というものに対して意識を持ち始めた。これからガラッと世の中変わりました。それまで変人扱いだった僕らは、こういうふうにみなさんの前でお話しできるような立場に変わっていったわけです。

その後、いろんな商業施設などを手がけているんですが、最近では宮城県のMORIUMIUS(石巻市雄勝町にある施設)で自然学校のようなことをやっています。その施設のデザインを手がけたんですね。

あと最近では音楽プロデューサーの小林武史さんの農場が、千葉県木更津市にあるんですけど、30haの敷地があってそこで有機農業の農場を作っています。レストランとか宿泊施設とか、30haの中にいろんな施設があるんですけど、そこで出る生ごみとか、ウンチやおしっこ、いろんな食べ物、すべてを循環するような仕組みのデザインを僕が手がけています。

30haってものすごく大きく感じるわけなんですけど、あるいは商業施設ってものを考えると、個人のお宅とか暮らしとかで考えるとすごく大きな規模に感じるわけなんですけれども、実は一番最初に僕がデザインを手がけた、2005年の愛知万博、あの庭園の仕組みも、みんな僕個人の暮らしの経験から膨らませて、サイズを大きくすることによってそれを当てはめることができます。

それはなぜかというと、地球の仕組み、生き物の仕組みっていうのは普遍性があります。一つの細胞がたくさん集まれば、みなさんのような大きな動物になりますし、小さな生き物の集まりが土壌というものを形成したり、生き物というものは小さな単位から大きな規模のものにスケールアップすることができるわけです。

だから僕一人の暮らしだから、小さな規模だから、そんな大きな規模に当てはまらないと思われるかもしれませんが、実はそうではなくて、みなさん一人ひとりの暮らしが大切なんです。その集まりが社会の仕組みになっていて、社会の仕組みがこの地球の仕組みを動かしているんです。あるいはこの地球の仕組みを壊してるんです。

【省エネは本当のエコロジーではない】

今のみなさんの暮らし、いろんなものを食べたり、エネルギー使ったり、建物を建てたりすることは、地球に対してインパクトを与えてるわけです。それはある意味、私たちの社会の仕組みは、あまり良くないデザインになってるんじゃないかという。

エコロジーというのはみなさんどういうイメージを持ちますか? エコロジーって何かって聞かれた時にどういうことか説明できますか? 簡単に考えると、この地球環境に対してインパクトを与えない暮らし、なるべく壊さない暮らしをおこなおうというふうにイメージすると思うんですけど、実はそうではない。

みなさん今エコロジーって言われた時にやってることはなんですか? マイ箸、マイバッグとかエコカーとかエコハウス。それはなにをやってるかというと省資源、省エネルギー、CO2削減をやってるだけで、元の基本の形が変わってないんです。みなさんが使ってるエネルギーとか資源の使ってる量が減ってるだけです。

でもエコロジーというのはもともと生態学っていう言葉から来てるので、本来は地球の仕組みからいろんなエネルギーをいただく、資源をいただく、僕らの出すごみがちゃんと土に還る、そういう仕組みで社会の暮らしを成り立たせることを考えるのがエコロジーです

【暮らし方次第で環境を豊かにすることができる】

僕が今からお見せする写真、スライドショーをお見せしますけど、僕ら家族、山梨の北杜というとこに住んでるんですけど、僕らが暮らすことが、そこにエネルギーや資源を集めることになる。集めた結果ごみが出ますけど、ごみは土に還っていきます。

ごみをちゃんと堆肥とか栄養として使って、無駄のない循環のある仕組みに置き換える。それが人間以外のいろんな生き物をその場に増やし、土を作り、またエネルギーや物質が集まって、蓄えられ、僕らの豊かな暮らしにつながっているということを実感しています。

だから人間の存在っていうのは決して環境を壊すだけの生き物ではありません。みなさんの暮らし方次第、価値観の持ち方次第で、みなさんが地球に暮らすことが場を豊かにする、他のたくさんの生き物を増やすきっかけになるような暮らしに変えることが可能なんです。

それを今からお見せしたいと思います。食物連鎖っていうことを学校で習ったと思いますが、この地球は循環しているわけですよね。生産者である植物、それは大気のエネルギーを吸収して土の中のミネラルと、土に含まれている水、そのようなものを組み合わせている。

それで有機物を作ってその有機物を他の生き物、動物とかそれを分解する分解者によって、土に還っていくんです。そしてまた植物がそれを吸収するということで循環は成り立っているわけですね。

森にはこんなふうにたくさんの種類の植物が生えています。背の高い植物、中くらいの植物、背の低い植物、地を這ってるような植物、みなさんが森に行った時に見えてる植物、いろんな種類がありますけど、実は土の中にも根がたくさん広がる植物、あるいは直根を下ろして枝を這わす植物、たくさんの棲み分けが起きています。

もしここに大きな木しか生えてなかったら、木は何本生えることができますか? たぶん2本ぐらいしか生えることができないですよね。でもこの森ではたくさんの棲み分けがおこなわれてることによって、この小さな空間の中にあらゆる生き物が住むことができるわけです。

これらの植物は太陽から降り注ぐエネルギー、あるいは土の中に含まれているミネラル分を、それぞれが集めてこの地表に土を作って、自分たちが住む場所をどんどん豊かにしてるわけです。

これと同じように僕らも、植物ではないですが、植物の力を助けること、土の中の生物を助けることよって、僕ら自身の生きる場所を作ること、その場所にいる存在意義を生み出すことができるわけです。

【農作物のミネラルが循環していない現代】

これはみなさんが生活することによってどういうふうに栄養分、肥料分が流れているのかを国交省が調べた図です。(スライド参照しながら)どういうことが書かれているかというと、年間50万トンの肥料が日本国内に持ち込まれていると。それによって農業や畜産業が営まれていて、それで作られたものを人間が食べて、ウンチやおしっこや生ごみが処理されて川に流れている。肥料が50万トン仕入れられて、結果処理されて、みんなが食べて社会活動に利用されて、100万トンが流れ出ています。

50万トン輸入して農業で使われたのになんで100万トンになるかというと、それは食べ物が輸入されてるのもありますし、自然から供給される栄養分もある。でもここで一つ考えてみたいのは、ここで100万トン出るということは、この100万トンをもし50%リサイクルすればどうですか? 僕らは海外から50万トンの肥料を買う必要がないんですね。

あともう一つ、この仕組みはなんで処理されてるかというと、下水道という仕組みで処理されている。みなさん農作物を買っていますよね。それを食べます。それで体を作ります。古い細胞が新しい細胞に置き換わることによって体が維持されるわけですけれども、ウンチやおしっこが出ます。おしっこは何かと言うと古い細胞が分解されて出ていくわけです。

それがどこにいくかというと便器から下水道を通って下水処理場へ、それが川に流れる。川から海へ流れます。その結果、何が起こっているかというと、みなさんが畑で育てた作物が吸収したミネラルを、海に一方的に流している状態を作っているわけです。これはかれこれ50~60年続いています。

【農地の土壌がどんどん貧しくなっている】

僕はもともと有機農業のコンサルタントをしていた関係で、全国のいろんな農家さんから土を送っていただき、土壌分析をしていました。その土壌分析した土はどうなっていたかというと、本当に酷いものでした。何が酷いのかというと、窒素、リン酸、カリは化学肥料として含まれるんですけど、その他の栄養素はほとんどないんです。

マグネシウムとか鉄はない。本来だったら程よくバランスよく含まれていなくちゃいけないんですけど、そういったものがほとんどないんです。代わりに化学肥料として撒かれているものは過剰に含まれていて、大変な量になりました。これ以上撒いたら病気になりますよとアドバイスしても、農家さんは撒いちゃうんですよね。

その結果、何が起こっているかというと、ここにあるように厚労省が食品成分表というものをずっと作り続けていて、どういうことが起こっているかというと、例えば人参なんてビタミンAが当時の7割近くしか入ってないです。鉄分なんて10パーセント、10分の1。もしみなさんが当時の人参1本食べると今の10本分の栄養分を取れるということになる。それだけ今、土壌に含まれてないということになる。

そういうふうに社会インフラというものが実は慢性的ないろんな害を生み出すわけですけれども、長くそれをやってるとみなさんの近辺にある農地や土壌はどんどん悪くなっていくんです。でも今から我々がするような暮らしをしていればそれは起こりません。なぜかというと僕らが暮らしてる中で集めたものは、ちゃんと自分の土地に還すからです。

【夏は涼しく冬は暖かい森の家】

うちの暮らしがどうなってるかというのを簡単に図に描いてるんですけど、標高750m、雑木林の中に家があります。南西向きの斜面に石垣、段々畑を作って、そこに母屋が建っています。その母屋のエネルギーはどうなってるかというと、例えば電気は太陽光パネルがありますし、耐熱温水器で温水を確保したり、暖房は薪ストーブで暖をとっている。

煮炊きは竃とか石窯があったりとか、もちろんガスのキッチンもあるんですけど、生ごみとかは堆肥小屋で堆肥にしたり、コンポストトイレで堆肥にしたりエネルギーにしたり、出てくる排水はここにあるバイオジオフィルター、後で説明しますけど、土と植物の力を借りて浄化するシステムになっています。

これは家の敷地です。北側に竹林があるんですけど、そこも最近刈り始めて、畑にしています。これは家の様子ですけれども、グリーンインフラの話の中でもありましたように、グリーンっていうのは蒸散することによって、温度を下げる、温度環境を安定させてあげる。

例えばここだと、隣のおばあちゃんが回覧板を持ってくると、真夏に持ってきて何を言うかというと、「ここは涼しくていいね」って言うんですよ。隣ですよ。体感温度で感じるぐらい涼しいです。なぜかと言うと、こういうふうに森の中に家があるんですよ。木一本で、一般家庭で使われるクーラー14台分でしょ。木が。それだけ冷却効果があるって言われてるんですけど、それがそこに生えてるだけで冷やしてくれるんです。

で冬はどうなるかと言うと、落葉樹の葉が落ちればお日様が当たるようになるんですよね。家のあたりは冬になるとマイナス10度くらいになるわけですけど、こういうふうにお日様が当たれば、いつもいる部屋っていうのはストーブつけなくても暖かいって感じる温度なんです。夏はいい木陰になるので木陰の下でいろんな食事をしたりとか、居心地のいい暮らしの場が確保できるわけです。

これも小さな規模ですけど、グリーンを使えば蒸散作用とか気持ちのいい日陰を作ったりとか、緑がきれいだったりとか、新緑の季節なんて家のこの空間は本当に緑色の光がかかります。そんな中で暮らしてるわけです。住んでいたらこんなふうなオオムラサキがバサバサ飛んでくるんですけど、本当に生き物が豊かです。

【昔はみんなバイオマス・エネルギーで生きていた】

竃もこんなふうにやってるんですけど、燃料はガスとか使わなくても、近所の子供たちと散歩して落ち枝をこのキャリアーに乗せて持って帰ったら、そのまま焚き木の燃料になります。落ちてるわけですもんね。それをまた石窯の燃料に使えばピザやパンも焼けます。肉も焼けます。

日本は竃という文化があるわけですけど、それを僕はいろいろ研究しているんですが、七輪って移動式竃なんですよ。すごくいい文化なんですけど、この文化だって戦中戦後まではあって、日本国民ほぼ100%の人たちがバイオマス・エネルギーで賄われていた。

最近ではこんなロケットストーブもありますけれど、これだって、さっき説明した竃の原理そのままなんです。なんで日本人として竃を知ってるのに、ロケットストーブのような新しいものを作るのか、よくわからないですけど、当時その反骨心から竃作りワークショップを頻繁にやっていました。

【排水を浄化する「バイオジオフィルター」】

家ではキッチンの排水はこういったバイオジオフィルターで、土の中の微生物とそこに生えている水辺の植物の力によってきれいにしています。食べられる植物を植えていれば、水耕栽培で水をきれいにするということを、おこなえるような仕組みを作っているわけです。

これが具体的な原理なんですけど、水路を作ってそこに処理した排水を流しこみ、砂利の中に棲んでいる微生物で有機物を分解し、そこに生えている植物に栄養を吸収してもらうことで、水きれいにする。そうすることによって、こういう空芯菜が収穫できたりとか、ヤツガシラとかセリとかクレソンとかを育てています。

これを愛知万博の頃から作り続けているわけなんですけど。人は暮らすことによって、汚い水を出してしまうわけです。でもこの仕組みを利用すれば何が起こるかというと、単に水をきれいにするということだけではなくて、他の生き物が棲むきっかけにもなる。

人間っていうのは水を引っ張りこむ性質があるんですよね。人は排泄し、水を使います。その水は排水として出てくるわけですよね。他の生き物にはない性質です。もしこれをその土地に生かす形で還してあげたら、他の生き物が棲むきっかけになるわけです。

今、全国津々浦々、水辺の環境がどんどんなくなっていってます。僕らが子供の頃に見ていたメダカとかドジョウとか、当たり前のような生き物が今では絶滅危惧種になっているわけです。でもみなさんの暮らしを、いろんな生き物が棲むきっかけになるようなデザインにしていけば、もしかしたら、メダカやドジョウがいたるところに棲んでいるような、豊かな環境が作れるかもしれない。

【すべてを堆肥にして大地に還す】

生ごみはこういう堆肥小屋で堆肥にして、畑で利用しています。堆肥の上ではこういったニワトリとかヤギを飼って飼育しています。普通ヤギとかニワトリを飼うと糞とかおしっこの片付けが大変ですよね。でも堆肥小屋で飼えば糞とかおしっこはみんな堆肥に含まれる微生物がすぐに食べてくれる。だから嫌なニオイもしないし、片付ける手間も要らないわけです。おまけに土の微生物が、口蹄疫とか鳥インフルエンザなどの病気を駆逐してくれるわけですね。

あと麦も育てています。ニワトリも飼ってるんですが、ニワトリはこの麦を栽培するために飼っています。麦っていうのは収穫して粉にするときに米ぬかと同じようにふすまっていう食べられない部分が出てくるんです。300キロの麦を収穫して、それを粉にすると100キロのふすまができます。100キロのふすまを有効利用するためにどうするかっていうときに、ニワトリに食べてもらおうと考えたわけですね。ニワトリだけを飼うと餌を買うことになるんですけど、そういうことができています。

堆肥小屋というのはこういうカブトムシの住処にもなります。できた堆肥はこういうふうにふるって、完熟の堆肥を畑に還しています。これは麦を脱穀しているところなんですけど、脱穀したカスもみんな堆肥小屋に還っていきます。家のまわりで死んだ生き物もみんな堆肥に還っていきます。家で飼育していたヤギのキューちゃんも堆肥に還っていきます。この間はウサギのリリーも死んだんですけど、みんな堆肥に還っていきます。それが畑に還り、それがまた新たな命に置き換わっていくわけです。

これはおしっこを堆肥に還してるわけですけれども、おしっこっていうのは僕らが集めてきた栄養分です。それを汚いからトイレに流してしまうというのは、ほんとにやっちゃいけないことなんです。おしっこを自分たちが住んでる大地に還さないといけないんです。大地、畑の作物が集めたミネラル分はすべておしっこに含まれているんですけれども、言い換えればおしっこを還すことが僕ら生き物の役割かもしれません。

ウンチやおしっこを土に還すためにコンポストトイレという仕組みを作るわけですけれども、家にはカナダ製のコンポストトイレ、一つ40万円とかするものもあります。また日本には90万円とかするようなバイオトイレがあるんですけど、それでは普通の人たちはなかなか取り組みにくいので、簡単に取り組むために何をしたらいいかと考えた時に、生ごみ処理機に便座をつけたらいいんじゃないかと思って始めたんですけど、言ってるコンポストトイレよりも性能がいいんです。これがカナダ製のコンポストトイレですけれども。